vol.5

夜に室蘭駅から出るとどこからともなく焼き鳥のいい匂いがします。それに誘われて歩いていくと、かつて室蘭の中心街だった中央町のアーケード街へとやってきます。人通りも少なく、少し寂しいですが…

鉄旅通信

vol.5

こんにちは、編集部のSです! 「鉄道で旅する北海道2010.冬号」はどうでしたか? 最近の札幌は雪が溶けたかと思えば大雪が降ったりと、気候の変化が激しいです。残念ながら北国の春はもう少し先のようです。
 

2010年春号の特集は苫小牧を中心とした室蘭本線(苫小牧〜長万部)と日高本線の“太平洋シーサイドライン”です。今回はいつものような沿線の紹介に加え、札幌を拠点にした1日旅を6つ紹介しています。どれも札幌から日帰り旅行が楽しめる範囲で、食も温泉も豊かな地域です。
 

苫小牧〜長万部間の室蘭本線では、所々に工場の煙突が伸びています。地元の人たちにとっては日常の風景なのでしょうが、車窓から見ると「知らない街にやってきた」という旅のわくわく感がありました。最近ではテレビCMでも流れていますが、工場の夜景が美しいと評判です。北海道では室蘭の工場夜景が人気で、私も初めて見たときは感動しました。その夜景を俯瞰して見るには鉄道ではなかなか難しく、本誌ではバスからの楽しみ方を紹介しています。それでもバスの本数はかなり限られていて、季節によっては夕景の時間帯になってしまうのが残念です。工場夜景が楽しめるバスツアーなんかがあったら、結構評判がいいかもしれませんね。
 

苫小牧〜様似間の日高本線は、専用カラーのキハ40に乗り込むだけで特別感があって楽しかったです。取材で厚賀駅を訪れた際に、苫小牧からやってきた列車から高校生くらいの男の子が降りてきました。彼は誰かを探しているように辺りを見渡し、ポケットから携帯電話を取り出しました。「誰かと待ち合わせかな?」と見ていると、駅前の旅館から娘さんと思われる高校生くらいの女の子が嬉しそうに笑顔で駆け寄っていきます。それを見ていた自分も自然と笑顔になり、とても可愛らしく微笑ましい場面に遭遇しました。こんな光景に出会える旅も悪くないですね。
 

また、今号より「駅あてミステリーツアー」というものを始めました。時刻表を見ながら駅を推理して、降り立った駅でクイズの答えを探すツアーです。いつもとはちょっと違う鉄道旅を楽しんでみてください!  » 詳しくはこちら

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    長万部駅から長万部温泉へと行くには、歩行者専用の跨線橋を渡ります。商店街を歩くと看板があり(写真左)、矢印に沿って行くと細い跨線橋へとたどり着きます(写真右)。渡った先には民家があるので、地元の方数人とすれ違いました

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    苫小牧駅から見た王子製紙苫小牧工場の煙突。苫小牧市内で道に迷ったら、この煙突を目印にすると、駅にたどり着けます

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    日高本線沿線の街で見かける馬のあれこれ。写真は静内市街で見つけたほんの一部です

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    日高本線では残念ながら海側の席は満席のときがありました。やはり皆さん、海を眺めたいのでしょうね