vol.8

江差線で撮影した列車。よーく見ると乗客の方がカメラを構えて撮影してます! 取材したときは気がつかず、帰ってきてから発見しました。この方の旅が楽しい思い出でいっぱいだといいなぁ

鉄旅通信

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こんにちは、編集部のSです。「鉄道で旅する北海道2010.秋号」はいかがでしたか? あっという間に秋は過ぎ、札幌は窓の外がすっかり白く染まりました。いよいよ北海道に長い長い冬がやってきたようです。冬の北海道の鉄道旅行では、ダイヤが乱れることを想定しておくと、気持ちに余裕を持った旅ができます。列車の遅れなどで思わず時間ができてしまったら、ラッキー♪と思えるぐらいがいいですね。それに、真冬の北海道は最高気温がマイナスなんてことは多々あります。でもその寒さが氷雪像やイルミネーションをより美しく演出するので、しっかりと防寒対策をして楽しんでください。
 
2011年冬号は道南特集です。東北新幹線・新青森駅開業により、本州からより身近になった函館を中心とする道南の旅を紹介します。津軽海峡線の主要駅がある木古内、「北海道発祥の地」ともいわれる上ノ国、いにしえの街・江差など歴史の深い町がある江差線。終着の江差では、いにしえ街道という歴史的景観を形成する建物が立ち並び、冬晴れの日の散策におすすめです。ここでは長年お店を営んできた方が多く、ぜんまい時計や100年前の自転車を展示しているお店もあります。ここから1本隣の国道沿いにある「江差山車会館」には、道内最古の祭り「姥神大神宮渡御祭」で使用されるヤマが展示されています。その大きさと華やかさに圧倒されていると、案内してくれた方が「江差で育った人にとっては欠かせない大切な祭りだ」と話してくれました。祭りはお盆前ですが、夏休みを早めてこの日のために帰省する人や、なかには帰省できずに電話越しに祭り囃子を聞いて祭りの雰囲気を楽しむ人もいるそうです。それほど江差っ子にとっては年に一度の大イベントなのでしょうね。
 
函館市内は箱館戦争の遺構と冬のイルミネーションをテーマに市内を散策します。函館観光にかかせない市電に揺られながら、異国情緒あふれる街の昼の顔と夜の顔を満喫してほしいです。函館市交通局ではファン待望のカレンダーが発売されています。1年間かけて撮影した四季折々の市内を走る市電が収められています。北海道旅行のお土産にもなるし、また函館に訪れたいと思わせてくれる仕上がりです。お問い合わせは函館市交通局(0138-32-1730)へ。

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    取材時に宿泊したホテルから見た函館駅の横顔。手前の屋根は函館朝市の建物です。小さくですが、スーパー白鳥やスーパー北斗も写っています

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    江差のいにしえ街道にある江差追分の楽譜。江差追分特有の音楽記号が書いてあります。ぜひ生歌を聴いてほしいですね

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    江差港に停泊中のフェリーは、奥尻島へと向かいます。出港時にはスタッフの方が手を振って見送っていました