vol.10

茂尻〜平岸間で見える空知川の車窓。散歩中の親子が列車に向かって手を振ってくれました。

鉄旅通信

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こんにちは! 編集部のSです。「鉄道で旅する北海道2011.春号」はいかがでしたか? 北海道はゴールデンウィークには峠などで雪が降り、さらに5月23日には道東の一部で降雪が観測され、芽吹いたばかりの木々などが雪に覆われたニュースも流れました。網走地方気象台によると、網走でのみぞれは観測史上5番目に遅い記録だったそうです。6月に入ってやっと札幌で最高気温が20度以上になる日も増えて、夏を感じるようになりました。

次号の2011.夏号の特集は富良野です。「まだ見ぬ風景」をテーマに富良野市を中心に、定番観光スポットとは少し違う表情を紹介しています。富良野は道民でも何度も行きたいと思わせる魅力的な街です。レンタサイクルとレンタカーを使ったコースを紹介しているので、ぜひ楽しんでみてください。また、函館本線経由「滝川」からと、石勝線経由「新得」から富良野までの沿線も紹介しています。

滝川〜富良野間には「滝里湖」があります。今号でも紹介していますが、ここにはかつて芦別市の「滝里」という町がありました。ここはダムによって沈んだマチです。ダム建設中、私の父は車で兄の五月人形を富良野まで買いに行ったことがあるそうです。滝川方面から滝里を走っていると、町から見上げるほどの高さの山の上に道路が造られていたことを覚えていました。その道路が今の国道38号。トンネルと橋がいくつかあり、そのなかに「望郷橋」「思い出橋」「湖映橋」という名前の橋があります。これらはきっと滝里町のことを思って付けられたのでしょうね。

新得〜富良野間には「かなやま湖」があります。ここも滝里湖と同じで、ダムの底にはかつて「金山」と呼ばれた南富良野町のマチがありました。湖畔のキャンプ場近くにある「かなやま湖保養センター」よりも少し山側には、道産カラマツをふんだんに使用したログホテルとコテージの「かなやま湖ログホテル ラーチ」があります。そのなかのレストランでおすすめなのは「胡麻プリン」350円です。なめらかな舌触りで濃厚な味わいは絶品でした! 残念ながら誌面では紹介できなかったのですがお持ち帰りもできるそうなので、皆さんぜひ一度味わってみてほしいです。レストランはランチが10時30分から14時まで、ディナーは17時30分から20時までの予約制のコース料理です。

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    かなやま湖では、モーターボートを楽しむ人が何人もいました。この写真の数分後、鉄橋に列車が姿を現しました。湖面から列車を見るのも面白そうですね。

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    十勝岳を望みながら農作業する富良野の田園風景。この春は寒くてなかなか農作業も進まなかったので、農家さんは急ピッチで作業をしているようです。

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    滝里記念公園にある滝里神社。

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    滝里はかつて「奔茂尻(ぽんもしり)」という地名。写真は当時の小学校の校門。

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    ダム建設により閉校となった滝里小中学校の校門。